カーライル選集1 衣服の哲学〈オンデマンド版〉 トマス・カーライル (著) , 宇山直亮 (訳)
本の紹介
ドイツの大学教授トイフェルスドレックの書いた「衣服の哲学」の草稿を贈られたイギリスの編者(カーライル自身)が苦心して編纂整理するという内容。われわれの肉体は精神を包む衣服である喝破する。(このシリーズのオンデマンド版では元本よりひと回り大きいため、文字も少し大きくなっています。)
トマス・カーライル(1795年12月4日-1881年2月5日) スコットランドの歴史家・思想家・評論家。その言論に対して欧米でのファンは多く、日本でも、夏目漱石、内村鑑三などにも影響を与えたことで有名。「時間も空間も人間が身に着けた衣裳:感覚の一つに過ぎない」とした『衣服の哲学』や、「世界の歴史は英雄の歴史である」という立場から,歴史に影響を与えた「英雄」としての予言者、詩人、高僧、文士、また王者について論じた『英雄と英雄崇拝』は、ともに彼の代表作。 |
宇山直亮 大正6年生まれ。東京文理科大学英文科(旧制)卒。クレアモント大学院留学、静岡大学助教授。日本英文学会、翻訳家協会、米国近代語学協会会員。著訳書に、A・ハックスレー『科学・自由・平和』『カーライル選集1衣服の哲学』などがある。 |
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